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斧田
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特に触手と百合は好きではありません
好きじゃないけれども興味があるので描いている感じです
先生と言われるほど立派な人柄ではないので
出来れば先生と呼ばないでくれると嬉しいです
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先週から特命を受けて恐竜になった。今日も何人かの狩人を首からかじり、飲み込んだ。
妻は狩人を丸飲みしている僕の姿を見て『私の分は?』という視線を投げかけてきた。
妻は卵を温め中で動けないでいるのを忘れていた事に『悪いな』と感じ、思わず吐き出して分け与えようとした。
妻は僕の鼻をかんだ。僕が元人間であることへの配慮からいらないという気持ちをつたえたかったのだろう。
鼻をかまれた痛みから反射的に少し暴れて卵を踏んづけて潰してしまった。
妻は信じられないという目つきで睨みつけてきてから体当たりしてきた。
妻の首元に噛みつき、なんとか押さえると「卵をよく見ろ」と僕はなだめた。
卵はパックの中で黄身と白身がグチャグチャになっていた。
妻は「私パックのまま卵を産んだのだったっけ」と記憶の糸を辿ろうとしていた。
実は先日妻の不在時、人間に我々の卵が食われてしまったのだ。妻が悲しむ顔を見るのがいやで、その代わりとしてスーパーマーケットに寄ってヨード卵光を買って入れ替えていたのだ。
妻は涙を流しながら私を見て「馬鹿な人」と呟いた。
潰れたヨード卵光は恐竜の手先の不器用さのためパックから出せなかったのですすって飲むことにした。
妻の涙もすすって飲んだ。妻の頬は黄身で汚れてしまったがそれでも妻は恐竜らしい凛とした美しさだった。

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