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これは今から四年前から±八年くらいの頃の話。
僕は穴を掘っていた。
その日使った道具はスコップだったろうか、割り箸だったろうか。
40Mほどの深さまで掘った時に『この深さでもあいつはまだ埋められない。横に広く掘らないといけない』と気付いた。
かくして横へと広げていったが数秒のちに大きな岩盤にぶつかった。
「そうまで地下を広げてどうするんだい。モグラと羽化前のセミ達が怯えているよ」岩盤はそう言った。
「埋めたい奴がいるのさ」僕は答えた。
「止めてもコイツは聞かないよ」と、手に持ったスコップだったか割り箸だったかよくわからない物が言った。
よく見たら手に持っている彼はもうボロボロで割り箸ともスコップとも見てとれない、まるで枯れ草のような姿だった。
「彼はこんなに頑張ったんだ、もうこの地に埋めてもいいんじゃないか」岩盤はそう言った。
俯いて僕は首を横に振った。
彼にはまだ頑張ってもらわないといけない。
まだ僕が使い古した穴掘りの道具達の墓にはちいさすぎるのだから。

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